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ヒナタのお仕事。 [小説 : Dolly Shadow]






■ 我が家のナイトメア、運び屋ヒナタの話です。
まひろさん宅の濫觴君と鈴影先生をお借りしました。
BL前提ですので、苦手な方は念の為にご注意下さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       
 
 
「……なんだ、寝ちまったのか」
 やれやれと、ヒナタはため息をつく。
 それは、ヒナタというナイトメアを知る者たちにとっては、いつもながらの光景。ひとつに束ねた髪を揺らし、ふぅと息を洩らすその様子は。
 エプロンをした腰に手を当て、ヒナタは今日もそんなため息をついていた。
 呆れたような眼差しの先にあるのは、大きなソファー。
 その上で、黒髪のヴォルグが仰向けに寝転がっていた。『くかー』と、盛大な寝息を縦ながら。
「ったく…… 怪我人だって自覚あるんだかな、この仔ヴォルグは……」
 思わず、ヒナタはぼやく。
 黒髪と紫メッシュが特徴的なそのヴォルグ少年は、『仔』と呼ぶには少々育ちすぎ。さりとて『青年』とも呼びにくい、難しい年頃のように見えた。
 だが、ヒナタはあえて『仔ヴォルグ』と呼ぶ。
 親しみと、愛着と、愛情を込めて。
 そう呼ばれていることも知らずに眠っている少年は、頬に大きな絆創膏が貼られていた。
 長袖のジャケットに隠されたその腕にも、痛々しい包帯がぐるぐる巻かれているはず。
 だが、少年はまるで夜通し遊んだ後のように、ぐーぐーと眠っていた。
 なんとも無邪気な、その寝顔。
 絆創膏が貼られていない方の頬を、ヒナタは指でぷにぷに突く。
「……濫觴」
 ぽろりと、その名がこぼれた。
 ソファーの上で眠っている少年の名。
 ヒナタにとって、何よりも、何よりも大切な…… 愛おしい、その名前。

 ……あれは、まだ半日前のことなのか。

 遠くを見るように、ヒナタは目を細める。
 それは、いつもの『仕事』だった。
 ただ、いつもより少々大掛かりだったかもしれない。裏家業人5人掛りならば、それなりに大仕事と言えるだろう。
 表向き廃棄された研究所への、潜入任務。
 内部では未だに秘密裏の研究が行われているとされ、その研究資料を奪取してくるというものだった。よくある仕事だ。
 潜入任務のエキスパートである、元企業エージェントのバンリ。
 戦闘のプロである、アヤセと濫觴。そして、戦えるハッカーという便利なチャコール。
 それに、彼らの送迎と外からのナビゲーター役として、運び屋ヒナタが加わっていた。
 これだけのメンバー総出で挑めば、仕事はサクサク進む。
 特に戦闘らしきものも起きず、あっさりと目的のデータを回収出来た。アヤセが『退屈ー』とぼやくほどに。
 だが、少々問題が起きたのはそこから。
 まるでアヤセのぼやきに応えたかのように、警備システムが警報を鳴らし始めたのだ。
 バンリの隠蔽魔法が効かなかったのか、アヤセが何かヘマをしたのか、それともチャコールがハッキングで何かマズイところを踏んだのか。
 何にしても、近隣区画からも警備用ロボットがわらわらと集まりだし、アヤセの退屈はたちまち払拭されることになった。
 この研究所に、出口は複数ある。
 その中で、比較的安全に脱出が図れるのは二箇所。
 追っ手を分散させる為に、二手に分かれて脱出しよう。誰かが出したその提案によって、バンリとアヤセ、濫觴とチャコールという二組に分かれた。
 そして、セキュリティシステムを撹乱することで、無事に脱出出来たかと思われたが……
「濫觴とチャコールが戻って来ない……?」
 携帯を耳に押し当て、ヒナタはシートから身を乗り出した。
 ヒナタの車は、研究所から少し離れた場所で待機している。彼らが脱出するタイミングに合わせて駆けつけられるように、それでいて不審車として警戒されないように。ヒナタが捕まってしまっては、仕事中の彼らが脱出出来なくなってしまうからだ。
 だが、そんなヒナタの元に入ったのは、脱出の連絡ではなかった。
 携帯の向こうから、バンリの張り詰めた気配が伝わってくる。
『ええ。二手に分かれて脱出したのですが、集合地点の方にまだ…… 何かトラブルがあったのかもしれません』
「っ、あのガキ共……!」
『ひとまず、彼らと連絡を試みながらもう少し待機します。ヒナタさんの方も、すぐに駆けつけていただけるよう準備をお願いします』
「……わかった」
 ヒナタの返事を聞くと、電話は一方的に切れる。
 ふぅと深い息を吐き出しながら、ヒナタは座席に身を沈めた。
 濫觴とチャコールが組んだと聞いた時点で、そこはかとなく嫌な予感はしていた。
 あの二人は、よく言えば勇敢、悪く言えば無鉄砲なところがある。
 それだけ仕事に対する熱意が強いということではあるし、それだけの実力を持っている二人ではあるのだが…… バンリのように目標事項を絞ってキッチリ完璧にこなそうとするタイプとは違い、横道に隠された『お宝』の気配を察すればついでにとばかりに探しに行ってしまうタイプだったりする。
 そういうことは、今までも何度と無くあった。
 そして、その度にヒナタが叱ってきたのだが……
「……まぁ、今度もそうだろ」
 携帯をポケットに戻しながら、ヒナタは独りつぶやく。
 自分に、言い聞かせるように。
 きっともう少ししたら、バンリから連絡が来るに違いない。あの二人が戻ってきました、と。
 そしてまた、ヒナタがお説教する羽目になるに違いない。
 まぁまぁと取り繕おうとするバンリと、チャコールに撫で回されながらオロオロするアヤセ。
 そして、傷だらけのくせに妙に晴れ晴れした顔で笑い合っている、濫觴とチャコール。
 きっと、そうなるに違いない。
 きっと。絶対に。
「…………」
 冷えた缶コーヒーを口に運ぶと、何だか妙に震えていて、酷く飲みにくかった。
 間違いない。
 アイツらなら…… 濫觴なら、傷だらけになったって絶対に帰って来る。
 すぐに、苦笑声のバンリから電話が来るだろう。
 そうに決まっている。
 決まっている、から………
 
 

「……まぁ、本当にそうだったからいいけどな……」
 濫觴の定位置である、ソファーの上。
 そこに転がる無邪気な寝顔を見下ろしながら、ヒナタはまたため息をついた。
 もう、これで何度目のため息だか。とても数え切れない。
 あの後は、やっぱりヒナタの予想通り。
 それから数分と待たずにバンリから連絡が来て、ヒナタは慌ててすっ飛んでいく羽目になった。
 集合場所に着いて見れば、ぼろぼろのチャコールと濫觴がお互いを支え合い、そのチャコールに半泣きのアヤセが引っ付いているという状態。
 苦笑するバンリと共に全員を車に押し込み、仕事の成果を確認する間もなく、いつもの『鈴影医院』へと向かったわけだが……
「毎度毎度、鈴影先生を夜中に叩き起こしやがって…… 今度、ちゃんと礼言っとくんだぞ。まったく」
 ぷにぷにと、また頬をつついてやる。
 聞こえたのやら聞こえていないのやら、濫觴は『ううん』とうめき声を上げると、少し寝返りを打ってしまった。
 つつくのに最適だった方の頬がクッションの下に隠れて、絆創膏を貼った頬が上になる。
 これじゃ…… さすがに、つつけない。
 やり場のない手を腕組みに変えて、ヒナタはククッと苦笑した。
 
 
 
 鈴影医師は、表向きは一般的な開業医。
 だが、裏では『普通の病院には行けない』類の負傷治療を請け負う医者であり、裏家業人への仕事仲介までやっている人だ。
 そういう医者にとって、今回のように夜中に叩き起こされるケースは少なくないのだろう。
 昼間と同様に白衣を纏った鈴影医師は、眠そうな様子ひとつ見せず、濫觴とチャコールへの治療を施してくれた。
「うーん…… 見た目はけっこう出血してるように見えるけど、かすり傷ばっかりだね。まぁ、子供が砂場で転びまくっちゃったようなものかな」
 と、鈴影はため息混じりに笑った。
 痛がる濫觴の傷口に、ぐりぐりと消毒薬を塗りこみながら。
「いてッ、いてててッて痛ェよ鈴影! アンタわざとやってんだろ!」
「はいはい、痛いのが嫌なら、次からヒナタ君に心配かけるようなことしないようにねー。……チャコール君もね?」
 その眼鏡が向いた先を、ヒナタも一緒に目で追う。
 黒革の長椅子には、処置済みの傷にせっせと包帯を巻いてやっているアヤセと、その頭を子猫のように撫でているチャコールがいた。
 傍らでくすくす笑うバンリに肩をすくめて見せつつ、チャコールはひらりと手を振る。
「ハイハイ。次は仰るとおりにしますよ、せんせー。まぁ、さすがに今回は羽目外しすぎちまった感はあるしな」
「コール兄、動いちゃダメだぜ。上手く巻けねーよ」
「ああ、悪い悪い。ククッ、可愛い子猫ちゃんだなぁ、アヤセぇ」
 ますます頭を撫で回そうとするチャコールに、アヤセは『だから動くなってー』と口を尖らせる。
 時には酷く擦れ違うこともあるようだが、相変わらず仲の良い二人組だ。
 そんな二人からそっと離れて、バンリがヒナタの方へ足を運んでくる。
「お疲れさまです、ヒナタさん。濫觴君もチャコール君も、大したことはないようで良かったですね」
「そうだな。マリィちゃんもお疲れ。ガキ共のお守りは大変だっただろ」
「いえ、そんな。僕も、あれくらいの情熱を持って仕事に望んだ方がいいかもしれませんね」
「おいおい、止めてくれよ。マリィちゃんまで無茶するようになったら、俺の心臓が持たないぜ」
「ふふっ…… そうですね」
 くすくすと顔を綻ばせながら、バンリはヒナタの隣に腰を下ろす。
 服まで汚れと擦り切れだらけのチャコールたちと違い、バンリのスーツは比較的綺麗なものだった。多少くたびれたところを差し引いても、出張から帰ってきたビジネスマンという感じだろうか。
 どこかたおやかなその微笑みも、修羅場後とは思えないほど穏やかなもの。
 あれだけの荒事を涼しい顔でやってのけるのだから…… さすがは企業上がりのベテランだと、ヒナタは舌を巻く。
「で、マリィちゃん。成果の方はどうだったんだ?」
「上々、と言うべきでしょうね。あまり褒められないことではありますが…… 濫觴君とチャコール君が『もうひと働き』してくれたおかげで、かなりの追加報酬が見込めそうですよ」
「そっか。やれやれ、それじゃあんまり強くも叱れねぇな」
「その辺は、ヒナタさんにお任せします。濫觴君も、ヒナタさんの言葉は一番響くでしょうから…… ふふっ」
 くすっと、バンリはどこか意味深げに微笑む。
 その視線をうっかり真正面から受けてしまって、ヒナタはカシカシと頭を掻いた。
 
 
 
「……………」
 濫觴が寝転んでいるソファーの隙間に、ヒナタも腰を下ろす。
 まるでそれを待っていたかのように、少年のしなやかな脚がヒナタの背に寄りかかってきた。
 今退いたら、このまま転げ落ちてしまうんじゃないだろうか。
 大切な人の体温を背中に感じながら、ヒナタは独り苦笑した。
「まぁ、何はともあれ…… 無事に帰ってきてくれてよかったぜ。濫觴」
 無邪気な寝顔に、ぼそりと囁く。
 よく寝入ってる彼は、寝言すら言う気配はない。
 だけど、もしも面と向かって言ったなら、きっとこんな答えが帰って来るのだろう。
 当たり前だろ? と。
 俺が無事に帰ってこないワケ無いだろ。
 だから、アンタは安心して待ってればいいんだよ…… と。
「……わかってるさ」
 きゅっと手を握り締め、ヒナタは瞼を伏せた。
「わかってるよ。お前さんは…… それでいいんだ」
 ひとり、呟く。
 噛みしめるように、ヒナタは自分に呟く。
 言いたいことはある。
 どれだけ心配したと思ってるんだ?
 バンリからの電話が切れて、冷めた缶コーヒーを口に付けた時の…… あの、言いようのない心地。
 それが、お前にわかるのか?
 まったくお前さんってヤツは、どうしてそういつも突っ走っていこうとするんだか。後を付いてくヤツのことも、少しはだな……
「……………」
 一通り脳内で愚痴った後、ヒナタはふぅとため息をついた。
 そして、ソファーで眠る濫觴を見下ろす。
 その表情は、自分自身でも不思議に思うほど、さっぱりとしたものだった。
 くすっと軽く笑って、少年の黒髪に指を絡める。
 撫で心地の良いコシのある髪を、くしゃくしゃと、起こさないように掻き撫でる。
「……いいんだ。どこまででも、突っ走ってけよ」
 そっと、ヒナタは囁いた。
「お前が前しか見えない時も、俺がお前の背中を守ってる。だから、安心して走って行けばいいさ。どこへでも…… どこまででも、付いてってやるから」
 子供のような、安らかな寝顔。
 その確かな呼吸が、確かなぬくもりが、どうしようもなく愛おしい。
 クッションの狭い隙間に手を置いて、ヒナタはそっとその額に唇を押し当てた。
 むずがるように、うーんと呻る濫觴。
 くすっと、また笑みがこぼれる。
「だが、あんまり無茶ばっかするんじゃないぜ?」
 ずり落ちた毛布を掛け直してやりながら、ヒナタは腰を上げた。
「俺にはいくら心配掛けたっていいが…… 鈴影先生には、あんまり心配掛けるなよ。お前をずっと見守って来てくれた人なんだからな。ちゃんと感謝して、大事にしなきゃ駄目だぜ」
「……んー……」
「ったく、ちゃんとわかってるんだか。ククッ……」
 もぞもぞしながら、さっそく毛布を抱え込もうとする濫觴。
 その無邪気な寝相の可愛さに、ヒナタはまた身を屈めると、絆創膏をした頬にキスをした。
 おやすみ、濫觴。
 いっぱい寝て、早く怪我を治せよ。
 お前が元気になるまで、俺はずっと側に居るから。
 だから、安心して…… おやすみ。
「……さて、と。何か栄養ありそうな物でも作るかな」
 エプロンの紐を締め直しながら、ヒナタはキッチンの方へ向かった。
 ソファーから上がる安らかな寝息に、トントンと、包丁の音が混じっていく。
 それは、きっと幸せの音。
 冷めた缶珈琲を飲み下した自分への、ささやかな、だけどかけがえのないご褒美…… ヒナタは、そんなことを感じていた。















■ という、ヒナタのお話でした。
ヒナタと濫觴君(まひろさん宅)のことが書きたくて、突発的に書き始めたものです。
ちょっと裏家業人のお仕事っぽいことにも触れましたが、何かすごく楽しかった……!^▽^
あと、さりげなくいちゃついてるチャコールとアヤセとか、バンリとか、鈴影先生(まひろさん宅)も。ちょこっとですけど、何人もキャラが出てくるとやっぱり書き分け楽しいですね^^
もっとキャラの出てくる話書きたいなって思っちゃいました。
それに、濫觴君書かせていただくのやっぱり楽しいです。濫觴君好き!>///<
うちのヒナタと濫觴君は、恋人同士。
歳がずいぶん離れているので、ヒナタは告白するのに随分悩みまくったようですが…… 勇気を出して想いを告げて、今に至るわけです。
濫觴君は、いつも真っ直ぐに前を向いて、光の方へ歩き続けようとする人。
目を逸らすことを覚えてしまった大人のヒナタには、そんな濫觴君が眩しくて仕方がないようです。
まぁ、たまに無茶して帰って来る濫觴君に、「やれやれ……」ってため息を付くのが板に付いちゃってるところもありますが(笑)
でも、そんな濫觴君を側で支えて、どこまでも付いて行く。
それがヒナタの幸せです。


■ 話変わって、リヴではまた新しいイベントが始まりましたね。
今日回ってみた感じだと、かけらの出る率は低めみたいで…… まぁ、集まったらラッキーくらいで楽しもうかと思います^^
前回のフォーチュンクッキーも、途中でけっこうサボってしまったのですが……;
でも何とかマカロンチャームがもらえたので、良かったかなと。



「可愛いマカロンですね。……じゅる……」


バンリさん、そのマカロン食べられないから!><
合成パークで作った物なら、食べられたかもしれませんけどね(笑) 今回は交換ですから。
今のところ、どうしても欲しい! っていうアイテムは出てないので、まったり思いついた時に回ってみるって感じでやってますが……
今度先行ボーナスで出る新リヴのネオベルミンは、ちょっと気になりますね。
どのリヴの改良種が来るのか…… うーん、それ次第では欲しくなっちゃうかも。
ポフの件とか、ちょっとさすがに露骨だなぁとは思うんですけど。まぁ、どうしても欲しければ課金すればいいし、自力で何とかしようと思うなら、コツコツ回ってみればいいのかなって。
あんまり気張らずに、まったり楽しみたいですね^^



「不思議な樹だな…… ん? 何だ、あの杯と剣は……」
 
 
だいぶ遅くなりましたけど、今月の島でレイアウト。
ヒナタの島は、旅の途中みたいなテーマでよくやってます。クラシックカーが好きvv
今月の島、何だかファンタジックで可愛いですよね^^
色々と想像が膨らみそうな…… この島をテーマにお話書いてみても楽しそうな気がします。
クラシックカーに乗ってるヴォルグぬいは、濫觴君の代わり。
島は離れているけど、いつでも一緒のつもりのヒナタなのです。







■ うっかり一ヶ月近く更新しないところでした。お久しぶりです><
何やらまた悪い風邪を引いてしまいまして…… 昨年末から今年にかけて、何だか風邪ばっかり引いてる気がします(´・ω・`)
今もまだ咳だけ残ってしまって、げほげほしてるのですが……
更新するなら新しい話を書いてから! って思っていたので、こんなに遅くなってしまいました。
濫觴君をお借りしたおかげで、本当に楽しく書かせていただきました。
やっぱり絡みは楽しいなぁ^^*
体調を整えつつ、もうちょっと早いペースで更新したいなーって思ってます。
何より私が書きたいものいっぱいあるので(`・ω・´*)
あと、バンリ達のお誕生日をお祝い出来なかったので、それもぼちぼちやって行きたいなって思ってます。はい。









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